バレエを習っている生徒さんの中には、将来プロのバレエダンサーになりたい子もいれば、バレエの先生になりたい子もいます。
今回の記事では、バレエ教室の先生になるにはどうすればいいのか、資格は必要なのか、収入はどのくらいなのか、についてご紹介したいと思います。
バレエ講師になる方法
1 現在習っている教室で雇ってもらう
これが一番多いパターンだと思います。小さいころから習っていたバレエ教室でずっと続けて、就職の年齢になったらアシスタントという形でスタートして、先生になるという方法です。
これは、そのバレエ教室との関係がとても良好であることが必要とされますが、その教室のことも、先生のことも大好きな人にはこんなに良い職場はないのではないでしょうか。
2 バレエ団に就職する
これはある程度バレエの実力がないと厳しいです。バレエ団の入団試験を合格した後、団員として舞台に立ちつつ、バレエ団付属の教室で講師として教えるというパターンです。退団後に先生になるケースも結構あります。
3 自分で教室を開く
これは一からスタジオ探しや生徒集めをしなければならないので大変ですが、とてもやりがいはあると思います。
ある程度知名度が上がるまでは、自身の実績やコネを使って生徒を集めていくことになります。コンクール入賞や留学経験など、アピールできるものがあると有利です。
近年はSNSやネットを上手く使って生徒さんを募集している教室も多いですね。
4 求人に応募する
フィットネスクラブなどでは、バレエクラスのインストラクター講師アルバイトを募集をしているところが多いです。こちらは、あまりコンクールなどの実績は求められないので、バレエ経験がある程度あることを履歴書や面接でアピール出来れば大丈夫でしょう。
年収は?
さて気になる収入について見ていきましょう。
バレエ講師がどのくらい稼げるのかは、先ほどご紹介したどのパターンなのかによって差がありますが、それを本業としている場合は一般的には年収200万から300万くらい、時給に換算すると4000~5000円くらいが多いです。
時給は結構高いのですが、バレエの先生は一般企業のようにフルタイムでは働けないのが現状です。勤務時間は、子供達が学校から帰る夕方から夜が多いですね。
自分でバレエ教室を立ち上げる場合は、沢山生徒さんが集まれば、レッスン代や発表会費用がそのまま自分に入るので、必要経費を差し引いても雇われるケースより稼げるでしょう。
資格は必要?
バレエ講師になるには、特別な資格は必要ありません。民間の協会で、教え方を学んで認定証を貰えるコースなどはありますが、必須ではないです。
フランスなどは国家資格がいるのですが、日本ではいわば誰でもなろうと思えばバレエの先生になれる訳です。その分、選ぶ側の目が問われますね。
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