ローザンヌ国際バレエコンクール2019の日本人出場者と結果

ローザンヌコンクールは、日本でも毎年話題になる世界的に有名なコンクールで、若手バレエダンサーの登竜門と言われているコンクールです。英国ロイヤルバレエ団で活躍した吉田都さんや熊川哲也さん、同バレエ団現役プリンシパルの高田茜さんもローザンヌ受賞歴があります。

ローザンヌバレエコンクールは、まず書類・ビデオ選考が行われ、その予選を通った者がセミファイナリストとして現地ローザンヌでのレッスン審査やバリエーション審査に参加できます。そして、そのセミファイナルを通過した者が入賞を目指して決選に進みます。

バリエーション審査では、クラシック・コンテンポラリーそれぞれの課題曲から一つずつ選んで披露します。昔はフリーバリエーション審査もあって、ミレーナ・シドロワの『蜘蛛』のように個性も出て面白かったのですが、残念ながら2006年以降廃止されました。

今回の記事では、日本人出場者および結果(準決選と決選)を毎年まとめています。




ローザンヌ国際バレエコンクール2017

日本人出場者

2017年度のローザンヌ国際バレエコンクールは、1月29日から2月5日にかけて開催されます。2017年度のコンテンポラリー課題曲は、すべてジョン・ノンマイヤーさんの振り付け作品となっています。コンテンポラリーはもっと作品の幅があればいいのになぁと個人的には思います。

先月、ビデオ審査を通過したセミファイナル出場者が発表されたので、2017年度のローザンヌバレエコンクールの舞台に立つ日本人出場者をご紹介したいと思います。

今回は、36か国から338人(男子94人、女子244人)がビデオ選考に応募し、72人が通過しました。日本人は、最多の89人がビデオ(DVD)審査に応募し、通過した人数も最多の13人となっています。この中から、将来活躍するバレエダンサーがいると思うとワクワクしますね。

藤本結香 小池バレエスタジオ
川口まり 川口ゆり子バレエスクール
永久メイ プリンセス・グレース・アカデミー
中尾太亮 アカデミー・オブ・ダンス
水原菜々花 エトワールバレエスクール
西澤真優 アクリ・堀本バレエアカデミー
野中悠聖 イングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクール
太田倫功 ジョン・クランコ・スクール
高森美結 ハンガリアン・ダンス・アカデミー
武田彩希 札幌シティバレエ
氏原瑠之介 アクリ・堀本バレエアカデミー
山元耕陽 アクリ・堀本バレエアカデミー
吉野文乃 アクリ・堀本バレエアカデミー

国内バレエコンクールでも多くの受賞者を輩出しているアクリ・堀本バレエアカデミーの生徒さんが多いですね。過去にスカラシップ受賞した贄田萌さんや水谷実喜さんもこの教室の出身です。

皆さんのご検討をお祈りします!予選も決選も、ユーチューブ動画で見るのが楽しみです。決選のテレビ放送を待っていた頃が懐かしいです。

結果

2月4日の日本時間の夜に、第45回ローザンヌ国際バレエコンクールの決勝が行われました。
準決勝から決勝に進んだのは20名で、日本人は4人がファイナリストとなりました。

決勝を生中継動画で見ましたが、クラッシック部門でバリエーションの被りが少なく、楽しく観戦できました。
決勝進出者はクラシックで「ファイナリストの割には下手かも?」と思った人達も、皆コンテンポラリーが上手でした。近年は本当にコンテンポラリー重視ですね。そういえば2012年に1位になった菅井円加さんも、特にコンテンポラリーが素晴らしかったですね。

では、2017年の結果を見ていきましょう!

今年は8人がローザンヌ賞(スカラシップ賞またはプロ研修賞)を受賞しました。受賞者は、賞金のほか海外のバレエ団やバレエ学校に留学できる権利を与えられます。

決勝の受賞者の順位は以下の通りになっています。

1位 410番 Michele Esposito(イタリア)
↑コンテンポラリー賞とスイス賞も同時受賞。
コンテンポラリーでのニジンスキーでは、大歓声が沸きあがり、次の子が出にくいくらいでした。
2位 306番 Marina Fernandes Da Costa Duarte(ブラジル)
↑観客賞も同時受賞。 観客賞は、観客の投票によって決められる賞です。
個性的なキトリのバリエーションが印象的でした。
3位 415番 中尾太亮(日本)
テクニックがしっかりしていて、上手なので将来が楽しみです。
4位 201番 山元耕陽(日本)
まだ未完成な感じが逆に魅力です。
5位 102番 Lauren Hunter(アメリカ)
6位 423番 Stanislaw Wegrzyn(ポーランド)
7位 120番 Diana Georgia Ionescu(ルーマニア)
8位 406番 Sunu Lim(韓国)
ヌレエフ賞 205番 Denilson Almeida(ブラジル)

日本からは、中尾さんと山元さんの男子2名が見事入賞を果たしました!

入賞は逃しましたが藤本結香さんもすごく印象に残りました。
粗削りで優雅さはまだこれからという感じですが、エネルギッシュで表情豊かで可愛いなぁと思いました。バヤデールのレッスンでは「ファイター」と言われていたくらいのハツラツさで、コンテンポラリーのシンデレラストーリーはとても合っていました。
個性が強いので、そこを気に入ってもらえれば留学の話があるかもしれませんね。

ローザンヌ国際バレエコンクール2018

日本人出場者

2018年は1月28日から2月4日にかけて第46回ローザンヌ国際バレエコンクールが行われます。先日、その予選にあたるビデオ審査の結果が発表されました。

今回は男子2人女子8人の合計10人の日本人が出場することに決定しました。ビデオ審査には、日本から78人が参加しています。

ちなみに、ローザンヌバレエコンクール2018の国別出場者数を見てみると、今回一番本選への出場者が多い国は韓国(19人)で、次にオーストラリア、日本と続いています。

本多優衣子(メザミバレエスタジオ)
梯幹矢(スイス、バーゼル劇場バレエ学校)
宮原詩音(ポルトガル国立コンセルヴァトワール)
森脇崇行(小池バレエスタジオ)
長末 春(Yoko Kurata Ballet Studio)
大岩詩依(鎗田優バレエスクール)
大木 愛菜(ドイツ、ジョン・クランコ・スクール)
立花乃音(アイコ・シーマンバレエスタジオ)
高橋きりか(英国、個人)
宇田 美久(森高子バレエ教室)

2018年度から出場条件である参加年齢の下限を15歳から14歳6カ月に下げるという変更があり、これまでと少し違った感じになりそうで楽しみですね。

結果

日本人のダンサーの卵たちも10人参加しています。2018年度から、セミファイナルをジュニアとシニアに分けて審査するという新たな試みを行っています。

以下、そんなローザンヌコンクールのセミファイナル(準決選)を通過した日本人ファイナリストとファイナル(決選)の結果です。

ファイナリスト

準決選の結果、ファイナルへの通過者は21人です。エントリーナンバーと日本人ファイナリストの名前は以下の通りとなっています。

日本人進出者は、以下の男女一人づつとなりました。

男子A(ジュニア)
203番 森脇崇行さん

女子B(シニア)
310番 大木愛菜さん

ファイナル進出おめでとうございます!

決選(ファイナル)結果

決選後に結果発表がありました。以下、入賞者と順位です。

1位 407 SHALE WAGMAN カナダ
2位 112 HANNA PARK 韓国
3位 134 WENJIN GUO 中国
4位 207 JUNSU LEE 韓国
5位 309 XINYUE ZHAO 中国
6位 412 MIGUEL ANGEL DAVID ARANDA MAIDANA パラグアイ
7位 303 CAROLYNE GALVAO ブラジル
8位 135 AVIVA GELFER-MÜNDL アメリカ

2018年度は残念ながら、日本人の入賞者はゼロという結果になりましたが、皆さん素敵な踊りを見せてくれました。

ローザンヌ国際バレエコンクール2019

2019年は2月3日から2月10日にかけて第47回ローザンヌ国際バレエコンクールが行われます。

日本人出場者

ビデオ審査を通過した日本人のセミファイナリストの名前と所属は以下の通りです。2019年度は全体で80人(男子36・女子44)、日本からは14人が出場します。

年齢制限の下限は、15歳に戻っています。

千葉ゆきの(岸辺バレエスタジオ)
永原ありさ(K-Grace Ballet)
淵山隼平(アクリ・堀本バレエアカデミー)
定免泰成(パリ国立高等音楽院・舞踏学校)
北井僚太(チューリヒ・ダンスアカデミー)
孝多佑月(シンフォニーバレエスタジオ)
松田アンリ(田中千賀子バレエ団)
長瀬桃華(Ecole de Ballet MU)
仲原真和(アクリ・堀本バレエアカデミー)
酒井陽菜(小池バレエスタジオ)
佐々木須弥奈(チューリヒ・ダンスアカデミー)
住山美桜(チューリヒ・ダンスアカデミー)
脇塚優(徳永紀子バレエスクール)
山田れん(きたむらバレエスタジオ)

スイス国立のチューリヒダンスアカデミーから3人も日本人が出場となっていますね。

日程と放送予定は別記事に載せます。
ローザンヌ国際バレエコンクール2018生中継動画と放送予定