クラシックバレエで足が太くなる原因と改善法

バレリーナ体型と言えば、どのような体型を思い浮かべるでしょうか?きっと、小顔で細長い手足を想像する人が多いと思います。

バレリーナは体型管理も仕事のうちなので、太ることはNG、痩せていることが求められます。

そのため、食事に気を使うなどダイエットをしているダンサーも多いのですが、バレエをしていること自体、それを正しく行えさえすればシェイプアップアップ効果があります。なので、巷にバレエダイエット関連の本が多くあるんですね。



バレエで足が太くなる理由

実際足が細くなるはずのバレエにも関わらず、「バレエを始めたら足が太くなった」という悩みを抱える人は意外と多いのです。

自転車競技や体操、水泳のように、太ももやふくらはぎの筋肉が発達したいわゆるアスリート体型になって、バレリーナ体型とは違う方向に行ってしまうんですね。

私は多くのバレエ教室にお邪魔させてもらったことがありますが、きちんとした指導の教室かどうかは、太ももを見れば違いが歴然なんです。

見学に行って、「ここの教室の生徒さんはみんな足が太いな」と思ったら、指導者に問題があるのかもしれないので要注意です。

一度余分な筋肉の付け方をしてしまうと、それを落とすのは大変なので、最初からきちんとした教室を選びたいものですね。

では、バレエで足が太くなる原因は何なのか、改善方法は何なのかを見ていきましょう。

ポイントは上半身

気を付けるべき点はズバリ、「引き上げ」です。

バレエレッスンで、先生から「上半身を引き上げて」という注意は多くの人がされたことがあるかと思いますが、これは身に付けるのは想像以上に難しく、重要ポイントなのです。

バレエでは、つま先で体を支える回転やポーズが沢山あります。上半身を引き上げずに、だらーっとしたまま、普通に背伸びでしばらく立ってみてください。ふくらはぎや太ももに負担がかかっているのを感じませんか?

足を高く振り上げる場合も同様です。足の力だけですべてを行おうとすると、その分足の筋肉に負担がかかって、逞しいアスリートの足になっていくのです。

バレエは特に子供のうちに上半身の引き上げを身につけて、意識しなくても引き上げができている状態になるのが理想です。
引き上げがしっかりできれば、アンディオールもしやすいですし、余分な筋肉を付けずに引き締まったバレリーナの足になれますよ。

細くする方法は?

今まで引き上げをちゃんとしていなくて、太ももが筋肉で太くなってしまった。どうしよう。そう思ってこの記事を読んでいる人もいると思います。

今からでも大丈夫です、次回のレッスンから引き上げをしっかり意識してください。

一般的に、ついた筋肉を落として細くなるには太くなるまでにかかった時間の倍はかかると言われているので、根気はいりますが、めげずに頑張れば、バレエも上達して足も細くなって一石二鳥ですよ。

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