子供クラスも大人クラスも、多くのバレエ教室では発表会が一番のメインイベントであるというのが普通です。強制参加という形式を取っている教室も少なくありません。
しかし、発表会は費用がかかるから辞退したい場合や、用事があって不参加になってしまう場合、発表会が好きじゃないから出たくない場合もあるかと思います。
今回の記事では、バレエの発表会の不参加に多い理由と、出たくない場合の解決策についてまとめました。大人と子供どちらのケースについても言及しています。
バレエの発表会に出ない理由
費用が高いから出られない
大人の場合、経済的理由で発表会に出ることに気が進まない人が多いです。
家庭を持っている人も多く、自分の趣味にそこまでお金をかけられないという事情がある人も少なくありません。
バレエは、レッスン料自体はそこまで高くないですが、発表会の参加料は10万を超えるところが多いです。
巷で「バレエはお金が続かない」と言われる理由は、主に発表会にあります。普段週2回で8000円の月謝であれば、1回の発表会で1年分のレッスン代が飛んでいくことになります。
逆に言うと、バレエ教室の運営側にとっては、発表会は一番の収入源です。そのため、不参加の生徒というのはあまり良い印象を与えません。
不参加を伝えてから、先生の態度が冷たくなったという話も聞いたことがあります。
用事があって不参加
これも大人に多い理由です。発表会は通常、春休みや夏休みなど小学生~高校生の子供が参加しやすいスケジュールで組まれるので、子供にとっては参加しやすい日程だろうと思います。
しかし、大人にとっては必ずしもスケジュール調整がしやすいとは限りません。
発表会の直前となれば、一日中かけてのリハーサルや衣装合わせも何度かありますし、仕事や子育てのスケジュールを考えると難しいケースもあるかと思います。
発表会に出たくない
お金がかかること以外で、発表会に出たくない理由として一番多いのは「恥ずかしいから」です。
子供も大人も、お姫様の衣装を着て舞台で踊るのが恥ずかしいと思う人達がいます。
特に大人に多いですね。気楽にレッスンをして楽しみたいだけなのに、と思う人もいるでしょう。
チュチュなどのキラキラした舞台衣装に憧れてバレエを始めた人達からすれば、恥ずかしいという気持ちは理解されないので、周りになかなか言い出せないケースもあります。
用事がある場合の対処方法
法事などの避けられない家庭の用事があって、今年の1回だけ不参加になってしまうという場合の対処方法についてです。
今回だけならば、今の教室で先生や仲間に迷惑をかけない形で、穏便に事を進めることが大切になってきます。
出られない理由を明確に、なるべく早めに先生に伝えましょう。
発表会の練習は、通常のレッスンを早めに切り上げてその後に行う場合が多いので、居心地が悪い思いをすることもあるでしょう。
教室全体が発表会に向けて動いていくので、話題も発表会に関することが増えていきます。
子供にとっては、仲間外れのように感じてしまい、精神的に辛い思いをしてしまうこともあるかもしれません。そのような場合、母親の接し方が大切になってきます。
来年は出られること、仲間外れとは違うということを伝えて、子供が前向きになれるようにサポートしましょう。
バレエの発表会に出たくない場合の解決策
ビジネスクラスにする
これは大人の場合です。経済的理由や、恥ずかしい気持ちなどが理由で発表会に出たくない場合、バレエ教室のビジネスクラスがおすすめです。
大人向けのビジネスクラスを設けているバレエ教室は年々増えています。チケット制とも言いますね。1回2000円前後の教室が多いです。
気軽に通える上、ちゃんとした先生にレッスンを見てもらえます。
チケット制ですから、発表会は強制参加ではありませんし、発表会以外にも休みを取りやすいので仕事や子育てで忙しい人向けです。後ろめたさを感じることなく、バレエを続けることができます。
思い切って参加してみる
これは、発表会に出たことがない子供または大人が、恥ずかしいから出たくない場合です。
気が進まなくても、一度出てみるのも一つの解決策です。出てみれば、案外楽しいかもしれませんよ。
普段のレッスンでは味わえない達成感や連帯感を感じることができるのも、発表会のメリットです。
スポーツクラブやカルチャーセンターに通う
これは大人と子供どちらにも当てはまる解決策です。
しかし、質の高いレッスンを受けたい人にはおすすめしません。
確かに、スポーツクラブやカルチャーセンターのバレエクラスは通常発表会はありません。
しかし、一般論として言うならば、バレエ教室と比べると、スポーツクラブやカルチャーセンターのレッスンの質は低めです。