日本人バレエダンサーの贄田萌さんの現在と過去のコンクール経歴についてまとめたいと思います。
贄田萌さんは、華がある踊りをするダンサーで、中学生時代にアマチュアとして国内コンクールに出ている頃から、バレエファンの間では有名な存在でした。贄田さんが出ていたコンクールを見に行ったことがありますが、彼女が踊り終わると会場を出ていかれる観客が沢山いたのを覚えています。
贄田萌のコンクール経歴
主なコンクール経歴は以下の通りです。贄田さんは、素晴らしいコンクール実績を持つ『アクリ・堀本バレエアカデミー』に所属していました。
2001年
第34回埼玉全国舞踊コンクール クラシックバレエ児童の部2位 |
2003年
東京新聞主催第60回全国舞踊コンクール バレエジュニア部2位 |
2004年
ローザンヌ国際バレエコンクール スカラシップ2位 |
贄田さんは、ローザンヌコンクールの受賞当時15歳(中学3年生)でした。このとき、クラシック部門では『眠りの森の美女』のオーロラ姫、フリーバリエーション部門ではお茶目な『ウィリアム・テル』(キミホ・ハルバート振り付け)を披露し、とても素晴らしかったです。解説の方は、器用なダンサーだと評価していました。
私の個人的な意見としては、贄田さんはコンテンポラリーに向いているなと感じました。
2004年のローザンヌは、贄田さんの他にも、井澤諒さんと松井学郎さんも入賞し、日本人大活躍の年でした。
そして、贄田さんがスカラシップの留学先に選んだのは、イギリスのロイヤルバレエ学校でした。当時のインタビューで、吉田都さんに憧れていることを明かしています。ロイヤルバレエは、都さんや熊川哲也さんが活躍していたこともあり、日本人のスカラシップ留学先として人気ですよね。
贄田萌の現在
贄田さんは、留学していたロイヤルバレエ学校を卒業した後、フリーの時期もありましたが、現在はスウェーデン王立バレエ団(Royal Swedish Ballet)に所属しています。
スウェーデン王立バレエ団は、スウェーデンの首都ストックホルムにあり、パリ・オペラ座・デンマーク王立・マリインスキー劇場についで世界4番目に古く(1773年設立)歴史のあるバレエ団です。
2018年10月現在の贄田さんの階級は、セカンドソリストです。セカンドソリストは、プリンシパル・ファーストソリストにつぐ上から3番目の階級となります。
スウェーデン王立バレエ団には、贄田さんの他にも、複数の日本人ダンサーが所属して舞台に立っています。
中でも有名なのは、木田真理子さんではないでしょうか。木田さんは、プリンシパルとして活躍中で、ブノワ賞最優秀バレリーナ賞などを受賞しています。